制作などの仕事を会社員として行う人の中には、いつかは独立してフリーランスになりたいと思う人も多いでしょう。
しかし、独立直後は現実に思い悩むケースがあります。

フリーランスといっても、制作物の全ての行程を一人で担当するわけではありません。
広告業界などでは、フリーランスを集めてチームが組まれることがあります。

もともとフリーランスを志向する方は自分のやり方に強い自信を持っており、会社員のように、指示に基本的に従う考えに乏しい部分があります。
自分が納得いくものを作りたいという志が、実務ではマイナスになることがあるのです。
そのためチームの方向性が定まりにくくなるのが現実で、フリーランスでありながらも調整役が求められることもあります。
クライアントの方が正しく方向性を示すことが重要ではありますが、制作者個々の判断に丸投げすることがよくあるのが現状です。
しかし上手く調整できれば、自由である分、非常にレベルが高い制作物を作ることに繋がります。

業務を請け負う際には、自分がどのポジションにあたるか、どの程度まで自分のポリシーを曲げられるかを確かめてから判断すると、現場でのストレスが少なくなります。

フリーランスになることで、評価が収入にダイレクトに反映します。
クライアントとの価格交渉という、フリーランスならではの仕事を行うこともあり、会社員時代とは比較にならないほどのやりがいを感じるでしょう。
しかし、人間関係などの苦労は付いて回ると認識しておくべきです。